悪役の広場

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ゴーテル【魔力を利用し、若さを保つ魔女】

ディズニー みんなが知らない塔の上のラプンツェル ゴーテル ママはいちばんの味方 (講談社KK文庫) [ セレナ・ヴァレンティーノ ]

 

↑ ↑ ↑搭の上のラプンツェル:番外小説『ゴーテル ママはいちばんの味方』

「"外に出たいって言うの?ハッ・・(鼻笑)やめてラプンツェル。"」

 

プロフィール

生まれてから18年間、塔の中だけで暮らしてきた世間知らずの少女・ラプンツェル

そんな彼女に嘘を並べ、彼女の髪の魔力を独り占めにしている魔女。

実際は灰になって朽ち果ててしまうほど、寿命を超過した年齢だが、

彼女の髪の魔力のおかげで、長寿と若い見た目を保っていた。

実は自分は、ラプンツェルを王国から攫っていった誘拐犯である真実を、

隠し続けながら‥‥。

 

 

悪のイチオシポイントhttps://4.bp.blogspot.com/-73ZNnILt5yU/XEneeuJJ20I/AAAAAAAAFWs/ay1Btck8b-cEmrIlI4Hg5RDECRX04KmqwCLcBGAs/s320/230001.pnghttps://4.bp.blogspot.com/-73ZNnILt5yU/XEneeuJJ20I/AAAAAAAAFWs/ay1Btck8b-cEmrIlI4Hg5RDECRX04KmqwCLcBGAs/s320/230001.pnghttps://4.bp.blogspot.com/-73ZNnILt5yU/XEneeuJJ20I/AAAAAAAAFWs/ay1Btck8b-cEmrIlI4Hg5RDECRX04KmqwCLcBGAs/s320/230001.png

その1【自己中心性の高さ、感受性の欠如】

 何はともあれ、自分の美貌のためならば他人の幸せすらも盗んでしまおうという

倫理観。

ラプンツェルを王国から奪い去ったのも、

『自分さえ良ければ良い』――――

そんな自己中心的思想から生まれ出た行動だろう。

 

また、ラプンツェルに対して浴びせる言葉もどこか辛辣。

「冗談よ」と言ってごまかしているものの、もしもラプンツェルのような良い人柄の人物が相手で

無ければ喧嘩になる可能性もあるだろう。

 

「文句も言わず毎日毎日上にあげくれて、ごめんなさぁい~

とっても疲れるでしょう~?」

「ううん・・大丈夫よ。」

「ならどうしてこんなに時間がかかるの~?

はははっ!やーね冗談よ。」

「へへへっ・・(乾いた笑い)そうよねっ・・・。」

 

その2【策略を企て、他人を操作する能力】

ユージーンを裏切ったかのように見事に演出してみせて、

ラプンツェルの心を、もう一度自分に引き寄せたり、

ラプンツェルとユージーンが共に行動していることを知ると、

ユージーンを追っている「スタビントン兄弟」を取り込み、

利用価値が無くなるとすぐに裏切って見せた。

他人がどう思おうが関係ない。そんな感受性の薄さがあるからこそ

できる行動である。

 

その性質は、

『糸』を使って他人を操る『ONE PIECE』のドフラミンゴなどが連想される。

 

まとめ

論理的に考えると、自分だけがラプンツェルの髪の力を得て、永遠の若さを

保ったとしても、ラプンツェルはやがて年を取っていけば、いつかは寿命が訪れる

わけだから、いずれ寿命のリミットは来ると思うのだが…そこらへんはそう考えてたのだろう‥‥。

ゴホン‥まあそんな余計な考察は置いといて、(失礼しました)

 

永遠の美しさや魔女といった、ディズニーのシンデレラストーリーにふさわしい

 、テーマがはっきりしていて、非常に分かりやすい悪役(ヴィラン)だったと思う。

 

彼女の生き方と死にざまからは、他人の自由を嘘で奪うことの愚かしさ、

他人依存による弊害など、我々の現実世界にも反映できるような教訓を、

身をもって体現してくれていました。

 

やはり自分の欲しいものや求めることは、他人に依存して手に入れる事ではなく、

自分の力で切り拓いていくことが大事なのだと、ゴーテルからは学べます。

 

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