ヒソカ=モロウ【激情の奇術師(トリック・スター)】
「"無駄な努力 ご苦労様♠"」
「"やっぱり便利♡ボクの『薄っぺらな愛(ドッキリ・テクスチャー)』"」
「"絶対にあなたは…ボクが殺る♡"」
プロフィール
『HUNTER×HUNTER』に登場する稀代のトリックスター。
物語序盤、「ハンター試験編」で発登場するや否や、
物語の局面局面でしばし顔を出す予測不能な存在。
厄介な敵として、時には心強い味方として。
事実を皮肉ったセリフや、ふざけているようで辛辣な真理を語ってみたり、
かと思えば唐突に衝動に駆られるメンヘラな一面もあったりと、
変幻自在の思考プロセスは、誰にも予知できない。
まさに道化・ピエロというのにふさわしいキャラクターだ。
どこにも属さず、リスキーな行動もいとわない狂人ヒソカの魅力は、
巻数を重ねるごとに増していく。
満を持して実現した『クロロとの血闘』は鳥肌モノ。
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悪のイチオシポイント
その1【予測不能なきまぐれ狂気】
ヒソカ自身も
「ちなみにボクは変化系♦ 気まぐれでウソつき♠」
と述べているように、とにかく「気分屋」。
論理的で冷静な部分も持ち得ながら、
それでも根幹部分には感情性が目立つ。
気分の良し悪しで人を殺したり、殺さなかったりという
ジェットコースターのような感情の波に任せて行動していく姿は
まさに狂気と言うか‥危険というか‥。
その1【能力の応用力】
シリーズを通してみれば、クロロの『盗賊の極意-スキルハンター-』や、
クラピカの『絶対時間-エンペラータイム-』など、
ヒソカよりも強力な能力を持ったキャラクターはたくさんいるように思える。
そういった能力と比較すればヒソカの
「伸縮自在の愛-バンジーガム-」や「薄っぺらな嘘-ドッキリテクスチャー-」
などはパッと見、地味な能力のように思える。
しかし、ヒソカはこの2つの能力の使い方がとにかく秀逸。
万に一つのタイミングで、「ドッキリテクスチャー」を使って危険回避したり、
陰で隠した「バンジーガム」を、マジックの手法を交えて使用して、相手を困惑させたり、誰よりも自分の能力を心得ているのがよく分かる。
どんな能力であっても、「使いようで」「輝く」ということが、ヒソカの戦闘スタイルからは学べます。
まとめ
クロロとの死闘を終え、 仮にも所属していた幻影旅団のメンバーを殺害した
ヒソカ。
敵も味方もなく、他のキャラクターは自分を愉しませるための
『玩具(おもちゃ)』としか考えていない思想観には、どこか危険な魅力が
あります。
そんな危なっかしいヒソカはきっと、その魅力をこれから存分に
発揮してくれることでしょう。
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