悪役の広場

~悪を智ること すなわち 善きを知る鍵~ をモットーに様々な物語(ストーリー)に登場する悪役を魅力を交えて紹介するサイトです。

獅子神皓【全身を改造されたサイコ高校生】

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引用元:http://yaraon-blog.com/archives/116436

「"バンッ"」

 

「"でもさぁ、ぶっちゃけさあ

友達とか家族以外どうでもいいよね

死のうが生きようが"」

 

プロフィール

奥浩也先生『いぬやしき』に登場するメインヴィラン

異星人によって機械として復元され、史上最強の力を手にしてしまったことから、

遊びの延長線として「無差別殺人」を始める。

しかしその正体は、どこにでもいるような「普通の高校生」

 

悪のイチオシポイントhttps://4.bp.blogspot.com/-73ZNnILt5yU/XEneeuJJ20I/AAAAAAAAFWs/ay1Btck8b-cEmrIlI4Hg5RDECRX04KmqwCLcBGAs/s320/230001.pnghttps://4.bp.blogspot.com/-73ZNnILt5yU/XEneeuJJ20I/AAAAAAAAFWs/ay1Btck8b-cEmrIlI4Hg5RDECRX04KmqwCLcBGAs/s320/230001.pnghttps://4.bp.blogspot.com/-73ZNnILt5yU/XEneeuJJ20I/AAAAAAAAFWs/ay1Btck8b-cEmrIlI4Hg5RDECRX04KmqwCLcBGAs/s320/230001.png

その1【他者慈悲のない倫理観】

幼少期から、自分にとって大切な人以外の命はどうでもいいと思っているような

人格者。

そのため異星人によって授けられた万能の力を使って、他の家族たちを殺しまわる

事を何とも思わず、むしろ「殺し」を「快感」として受容する鬼畜さ。

だがそれとは裏腹に、少年誌マンガではキャラクターたちに感情移入して

涙を流すなど、矛盾をはらんだ人格構造を持った

「何考えているのか分からない」ミステリアスな雰囲気も魅力のひとつ。

 

 

その2【卓越した攻防力】

手で銃の形を作るだけで人を殺してしまう殺傷能力を全身に携帯し、

特殊部隊によって銃を乱射されても全くダメージが無い。

さらに電子機器を通して、画面越しから向こう側の人間を殺したりも

できるといういわゆる「チート能力」を持っている。

本人も「世界中に配備されているミサイルをいつでも発射できる」

「世界で一番強い」というような言葉を口にしていたが、あながち間違いでも

なかったのだと思います。

改造されたもうひとりの人間「犬屋敷一郎」さえいなければ。

もしも一郎が改造されていなければ、世界中の人間を殺しかねなかったのでは

ないでしょうか。

「強すぎる個人」というのは、時として恐ろしい存在になりえるのかもしれませんが、

でもその部分こそが、この「獅子神皓」の魅力の一つでもあるとも思う。

 

まとめ

物質的にも精神的にも、現代は何もかもが恵まれている。

しかし平和すぎるため、そこに”刺激”を求めた結果、

「殺人」という手段に走ってしまうような、現代の若者の「楽観狂気」みたいな

ものを隠喩しているような悪役(ヴィラン)にも思えました。

たしかにSNSなどでも、周囲の迷惑を無視して、過激な行為を撮影した映像を

アップロードするなど、獅子神皓の行動と現代の犯罪は、どこかリンクしたような

ところもあると思います。

しかし。主人公の犬屋敷一郎と相まみえたときは、

「自分が悪役で じいさんがヒーロー」といった後悔見えるセリフを漏らす

様子から見ても、「完全に良心がない」というわけではないような

心境もうかがえました。